土壌改良

(保水性、通気性向上)

ニーズ

ポーラスαを乾燥地土壌に混合することで、
農業の節水と収量拡大が実現できます

中東アフリカを中心とする乾燥の農業において、節水は重要な課題となっています

・例えば世界第四位のトマト輸出を誇るモロッコでは、トマト産地となっているのがサハラ砂漠の近傍という乾燥地

・水の有効利用が出来なければ農業が継続できません

・水をめぐる争いは紛争の直接的な要因にもなります

節水応用技術として点滴灌漑が活用されているものの、それでも水の需要を供給が上回っています

・モロッコのトマト産地では点滴灌漑がほぼすべての農家で導入されています

・地下水位が毎年下がっており、現在では、100~150m地下からくみ上げるという例も少なくありません

・農業活動に占める水関係のコストが10~15%で、年々上昇傾向にあります

ポーラスαを土壌改良材として活用することにより、節水と同時に収量の拡大が可能で、国連機関も注目しています。

国際連合工業開発機関(UNIDO)による当社製品「ポーラスα」を活用した節水型農業技術の紹介

乾燥地向け節水型農業技術「ポーラスα」は、以下に登録されています。

・UNIDOの環境技術データベース(詳細はこちら

・UNIDO東京投資・技術移転促進事務所のサステナブル技術普及プラットフォーム(詳細はこちら

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仕組み

ポーラスαの空隙が、適切な水分と空気を土にもたらし
点滴灌漑を導入しても更なる節水が可能です

導入方法

ポーラスαの土壌への導入方法

土壌量に対し、約10%のポーラスαを投入し、耕運機や鍬などを使用して鋤き込みます。堆肥や元肥の投入方法と同じです。特殊な機器や技能は不要です。

<投入量目安>

  • トマト・インゲンの場合:5L/m
ポーラスα導入の様子

ポーラスα導入の様子

競合比較

ポーラスαは、他の土壌改良応用技術と比して
長持ち、安価、簡単というメリットがあります

土壌改良材_競合比較

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実例

モロッコ、セネガル、モーリタニアなど、
さまざまな環境にて成果を上げています

モロッコでのトマト栽培にて、灌水量削減・収穫量増加を実現

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栽培圃場:スス・マッサ農業開発公団(ORMVASM*)実証試験圃場

対象作物:トマト

栽培期間:2015年9月-2016年4月

灌水方法:点滴灌漑

*Office Régional de Mise en Valeur Agricole du Souss Massaの略称

灌水量48%削減を実現

収穫量28%増加を実現

仕様

仕様・諸元・利用条件

植生土壌量に対して約10%のポーラスαを混合します(投入量は、土壌の質によって増減します。)

土壌のpHがアルカリ性になることがあるため、土壌の状況と酸性土のほうがよく育つ植物などの場合は、pH調整を行う必要があります(詳しくはお問い合わせください)

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