「軽量段差修正材(軽量土のう)」販売開始のお知らせ
2016.11.27
株式会社鳥取再資源化研究所(本社:鳥取県 代表取締役:竹内 義章、以下「当社」)は『軽量段差修正材(土のう)』の販売を開始いたしました。
当製品は、地震などの災害時に橋梁の継手部路面に段差や開きが生じた際の非常用修正材として活用いただけます。当製品を備蓄することで、災害発生時に、緊急車両通行帯の迅速な復旧ができるようになります。
従来、災害発生時の道路普及に活用される”土のう”は、専用の袋に土を入れ、段差や開口部の修正を行っていました。しかしながら、土を使用した”土のう”は1袋で約25kg(15L)と重く、迅速な作業が求められる災害発生時の作業効率を低下させ、迅速な復旧を妨げる原因となっています。また、都市圏では土の確保が容易ではなく、災害発生時の道路復旧の課題となっています。
当社は、廃ガラスをリサイクルした発泡ガラス「ポーラスα」を応用することで、”土のう”を軽量化しました。当製品は、従来の土のうの約1/4の重量である5.8㎏であるため、災害時の運搬効率を向上させます。また、被災想定地帯に備蓄が可能であるため、都市圏における土の確保の課題を解決できます。
製品の詳細及び使用方法は下記をご参照ください。
製品仕様
従来の土のう | 当社製品「ポーラスα」 | |
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重量(15L) | 約25㎏ | 約5.8kg |
従来の方法との比較
従来の土のう | 当社製品「ポーラスα」 | |
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作業性 | 重いため、一度に運べる量が少ない。 | 軽いため、一度に複数運べる。また、身体への負担も少ない。 |
迅速性 | 土を詰め込み、路面修正箇所に運ぶ。都市圏では土の確保が困難。 | 備蓄場所から運搬するため、土の詰め込み、確保の負担がなくなる。また、無機物のため長期間保存も可能。 |
使用方法
災害発生時に橋梁部には「段差」や「開き」の被害が生じ、緊急車両の通行を妨げます。
「段差」や「開き」部分に当製品『軽量段差修正材(土のう)』敷くことで段差を修正します。
軽量なFRP製渡し板(F-Deck)と組み合わせて、橋梁の伸縮継手部に発生した「段差」や「開き」を修正します。
性能
車両通過による体積変化率(試験前/試験後)
ポーラスα(当社) | 他社製発泡ガラス | |
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体積変化率(15L/袋) | 0.83 | 0.74 |
※試験結果提供:首都高速道路 株式会社
配備・備蓄方法
当製品、軽量段差修正材(軽量土のう)を耐候性フレコンバック(土のう50袋)に詰め、被害想定箇所付近の管理用地などに備蓄することで、災害発生時に迅速な対応ができます。
備蓄のイメージ(画像提供:首都高速道路 株式会社)
◆当製品に関するお問い合わせ
TEL : 0858-49-6230 (担当:山下)
Mail : yamashita@t-rrl.jp
Web サイトからもお問い合わせいただけます。(こちらから)