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第22回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP22)にてガラスリサイクル技術を活用した節水農業技術を世界に向けて発信

2016.10.19

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株式会社鳥取再資源化研究所(本社:鳥取県 代表取締役:竹内 義章、以下「当社」)は、11月7日(月)~18日(金)にモロッコ・マラケシュで開催される「第22回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP22)」において、ガラスリサイクル技術を活用した節水型農業技術を紹介いたします。同会議にて出展を行う企業は鳥取県からは当社が唯一となります

1992年に、大気中の温室効果ガスの濃度を安定化させることを目的とした「国連気候変動枠組条約」が採択され、世界全体で地球温暖化対策に取り組んでいくことが合意されました。国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)は、同条約に基づき1995年から毎年開催されている国際会議です。

アフリカ大陸をはじめとして世界には現在多くの水不足地域が、また、気候変動により今後の降水量の減少が見込まれている地域があります。その一方で、世界の人口増加を背景とした食糧需要の拡大が見込まれ、一般的に水使用量の70%を占める農業向け水利用の効率化は、長期的な食糧安全保障の観点からも極めて重要な課題です。

試験栽培でのインゲン収獲の模様

試験栽培でのインゲン収獲の模様

このような中、当社はCOP22において、ガラスリサイクル技術を活用した節水型農業技術を展示します。当社はこれまで、廃ガラスを原材料とした多孔質発泡ガラス素材「ポーラスα®」を製造する技術と、ポーラスαを土壌改良材として利用する節水型農業技術を開発してきました。この節水型農業技術は国連工業開発機構(UNIDO)から途上国へ移転可能な環境技術として認められ、アフリカでは、ケニア、モーリタニア、セネガルで実証試験を行ってきています。直近ではモロッコにおいて国際協力機構(JICA)の普及・実証事業を通じて、灌水量を50%削減しながら収穫量の20%以上増を達成しています。これにより、廃棄物の有効活用、水資源の効率利用、気候変動による少雨化・干ばつに適応する農業活動が実現できます。

当社は今般、COP22にて節水型農業技術を出展します。また、当社がJICA、モロッコ農業省と実施している実証実験圃場へのサイトビジットを企画する予定です。

・出展会場:COP22 Innovations Zone (ブース番号 #234)
・ブース出展期間:2016年11月7日(月)~18日(金)終日(13日(日)を除く)
・サイトビジット:2016年11月13日(日)(予定)(事前の参加申し込み(必須)は、こちらから)

当社は今後も、廃棄物の有効利用、水資源の効率利用と農業生産性の向上、気候変動対応といった開発課題に対して、日本・鳥取発の技術を活用することで日本と世界各国の成長に貢献してまいります。

◆本件に関するお問い合わせ
TEL : 0858-49-6230 (担当:狩野)
Mail : naoyuki.kano@t-rrl.jp
Web サイトからもお問い合わせいただけます。(こちらから)