【セミナー発表報告】ペルー・リマで開催された中南米広域フードバリューチェーンセミナーにて当社節水型農業技術を紹介
2019.11.24
当社は、2019年11月20日にペルー・リマにて、国際協力機構（JICA）主催のセミナー「中南米広域フードバリューチェーンセミナー（Uso de la tecnologia japonesa en el fortalecimiento de las cadenas de valor alimentaria en America Latina: Opotunidades en el Peru）」にて、当社の節水型農業技術を紹介しました。
セミナーには多くのペルーの農業関係企業が参加し、当社からはガラス発泡技術や「ポーラスα」を活用した土壌改良材技術、昨年より実施している本技術の実証試験と事業性評価について説明しました。
当社では、2018年3月よりJICAの実証・普及事業の枠組みを利用して、ペルーにおけるガラス発泡材「ポーラスα」を活用した節水型農業技術の実証試験、事業性評価を行っています（※）。ペルーはアスパラガスの輸出量が世界第2位（2018年：USCOMTRADE)であるなど農業大国ですが、輸出志向大規模農業が展開されているイカ県では灌漑用水のための地下水汲み上げにより地下水位が低下しており、農業の持続可能性が懸念されています。
※ペルーにおけるJICA実証・普及事業については、こちらをご参照ください。
https://www.t-rrl.jp/2018/03/peru_jica/
そのような中、廃ガラスをリサイクルして製造される発泡ガラス素材「ポーラスα」を土壌に混合することにより、土壌の保水性を向上し、水消費量を削減しながら、収穫量の維持・向上を目指しています。本手法は既に他国で実証済みのものであり、これまでに日本を始め、ケニア、モーリタニア、セネガル、モロッコ、ソマリアなど多くの国で成果を上げています。
弊社では引き続き現地での製品実証を行うと同時に、現地企業やエンジニアなど専門家との協業を通じて、現地の廃ガラスを活用したポーラスαの現地生産可能性についても検討をしてまいります。
<関連技術>
土壌改良材
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