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【展示会】第10回モロッコ国際ナツメヤシ展示会にてポーラスαを活用した節水農業ソリューションを紹介します

2019.10.24

株式会社鳥取再資源化研究所(本社:鳥取県 代表取締役:竹内 義章、以下「当社」)のモロッコ現地法人であるTottori Resource Recycling Morocco S.A.R.L.(本社:モロッコ王国アガディール市、代表:Ismail Lghazaoui、以下「TRRM」)は、2019年10月24日(木)から27日(日)(以下、全て現地時間)の4日間、モロッコ・エルフードにて開催される第10回モロッコ国際ナツメヤシ展示会(La 10ème édition Salon International de Dattes au Maroc、以下「Sidattes」)にて、弊社製品である多孔質発泡ガラス「ポーラスα」を活用した節水農業ソリューションを出展致します。

モロッコでは政府の農業振興政策である「緑のモロッコ計画」(Plan Maroc Vert)の一環として、高付加価値作物であるナツメヤシ栽培に力を入れています。現在同国では、ナツメヤシの作付面積が約50,000haであるとされており、さらに今後拡大することが見込まれています。

ナツメヤシ栽培では大量の水と肥料を消費します。品種や栽培年数によるものの、品質の良いナツメヤシを栽培するには、品種によるものの樹木一本あたり1日1立方メートルもの水が必要といわれています。また同時に、多くの液肥も必要となり大きなコスト要因の一つとなっています。

TRRMではこれまで、当社製品「ポーラスα」を活用した節水農業ソリューションによって、モロッコの大手ナツメヤシプランテーションと共同で実証試験を積み重ねた結果、灌水量・施肥量を50%にしても同等の成長が得られることに成功しています(左写真:ナツメヤシ(成木)へのポーラスα導入の模様)。

これにより典型的なナツメヤシプランテーションの場合、苗の植え付け時に当社商品を導入する場合、植え付けから最初の収穫が得られる5年目までに必要な水・液肥コストを、当社製品導入コストを含めても4分の3にすることが可能となります。また成木に対して導入した場合、1ヘクタール当たり年間で約29万円のコスト削減が可能となります。 (当社の節水農業ソリューションについては、こちらをご覧ください)

長期にわたって大量に水・肥料を消費するナツメヤシプランテーションにおいて、当社技術を活用することにより、農家にとってのコスト削減・投資回収率の向上、水資源保護、肥料の過剰投入による土壌塩類化の抑制、気候変動による少雨化への適応が可能となります。

当社では今後も多孔質発泡ガラス「ポーラスα」を活用した技術を通じて、農業生産性の向上を通じた生産者の収益への貢献、節水を通じた地下水資源の保護および気候変動への適応に貢献してまいります。

 

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